後藤 慎介 (ゴトウ シンスケ)

GOTO Shinsuke

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職名

教授

研究室所在地

杉本キャンパス

ホームページ

http://www.sci.osaka-cu.ac.jp/biol/aphys/index.html

メールアドレス

メールアドレス

旧氏名・ペンネーム等

Shin G. Goto、ゴトウ/シンスケ

取得学位 【 表示 / 非表示

  • 北海道大学 -  博士(地球環境科学)

研究分野 【 表示 / 非表示

昆虫科学, 動物生理・行動

研究概要 【 表示 / 非表示

  • 生物はどのようにして生存に不適切な環境を乗り越えようとするのか、その分子メカニズムはどのようなものか、を大きなテーマとして研究を行っている。なかでも昆虫の低温耐性の獲得や光周性のプロセスにはどのような遺伝子が関わっているのかに大きな関心をもっている。ニクバエ、ショウジョウバエ、キンバエ、カメムシ、カブトエビ、ダニやナメクジなどさまざまな無脊椎動物を対象とした研究を行っている。

研究キーワード 【 表示 / 非表示

昆虫, 光周性, 休眠, 低温耐性, 季節適応

研究歴 【 表示 / 非表示

  • 季節適応の分子機構

    (個人研究) 研究期間:

    1994年04月
    -
    現在

    研究課題キーワード:  季節適応、低温耐性、休眠

所属学協会 【 表示 / 非表示

  • イギリス昆虫学会

  • 日本動物学会

  • 日本応用動物昆虫学会

  • 日本昆虫学会

  • 日本時間生物学会

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委員歴等 【 表示 / 非表示

  • 2014年
    -
    現在

    Royal Entomological Society   Editor, Physiological Entomology

  • 2012年
    -
    2020年

    日本昆虫学会   編集諮問委員

  • 2016年
    -
    2019年

    日本比較生理生化学会   評議員

  • 2013年
    -
    2020年

    日本時間生物学会   評議員

  • 2018年09月
    -
    2020年09月

    日本昆虫学会   将来問題検討委員長

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受賞歴 【 表示 / 非表示

  • 日本昆虫学会若手奨励賞

    2010年  

  • 日本地質学会第119年学術大会優秀ポスター賞

    2012年  

  • 日本古生物学会第158回例会 優秀ポスター賞

    2009年  

現在の職務 【 表示 / 非表示

  • 大阪市立大学   理学研究科   生物地球系専攻   教授  

職務経歴 【 表示 / 非表示

  • 2016年09月
    -
    現在

      大阪市立大学   大学院理学研究科   教授

  • 2010年10月
    -
    2016年09月

      大阪市立大学   大学院理学研究科   准教授

  • 2002年04月
    -
    2010年09月

      大阪市立大学   大学院理学研究科   講師

  • 2000年04月
    -
    2002年02月

      Ohio State University   Department of Entomology   Postdoc

出身大学院 【 表示 / 非表示

  • 1997年04月
    -
    1999年12月

    北海道大学  地球環境科学研究科  生態環境科学  博士課程

  •  
    -
    1997年

    北海道大学  地球環境科学研究科  生態環境科学  修士課程

出身学校 【 表示 / 非表示

  •  
    -
    1995年

    北海道大学  理学部  生物学科 動物学専攻

 

論文 【 表示 / 非表示

  • Roles of the circadian clock and the endocrine regulator in the photoperiodic response of the brown-winged green bug, Plautia stali

    Tamai, T., Shiga, S., Goto, S.G.

    Physiological Entomology  2019年03月  [査読有り]

  • Northward expansion of the bivoltine life cycle of the cricket over the last four decades

    Matsuda, N., Tanaka, K., Watari, Y., Shintani, Y., Goto, S.G., Nisimura, T., Izumi, Y., Numata, H.

    Global Change Biology  2019年  [査読有り]

    DOI

  • A nudibranch removes rival sperm with a disposable spiny penis

    Sekizawa, A., Goto, S.G., Nakashima, Y.

    Journal of Ethology  2019年  [査読有り]

    DOI

  • Cell cycle regulator, small silencing RNA, and segmentation patterning gene expression in relation to embryonic diapause in the band-legged ground cricket.

    Shimizu, Y., Tamai, T., Goto, S.G.

    Insect Biochemistry and Molecular Biology  102   75 - 83 2018年11月  [査読有り]  [招待有り]

    DOI

  • Cold acclimation increases cold tolerance independently of diapause programing in the bean bug, Riptortus pedestris

    Rozsypal, J., Moos, M., Goto, S.G.

    Bulletin of Entomological Research  108 ( 4 ) 487 - 493 2018年08月  [査読有り]

    DOI

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書籍等出版物 【 表示 / 非表示

  • Photoperiodism, Insects

    Goto, S.G., Matsumoto, K. (担当: 共著 )

    Elsevier・The Encyclopedia of Reproduction 2nd Edition  2018年

  • ヒトとハエの甘味感度 ~ヒトの甘味官能テストとキンバエ類の吻伸展テスト~

    後藤慎介 (担当: 単著 )

    大阪公立大学出版会・生物学実験への招待  2017年

  • 生物時計が季節を知らせる

    後藤慎介 (担当: 単著 )

    共立出版・研究者が教える動物実験 第1巻感覚  2015年

  • 生物時計で季節を知る

    池野知子・後藤慎介 (担当: 共著 )

    共立出版・研究者が教える動物実験 第1巻感覚  2015年

  • Insect Photoperiodism.

    Goto, S.G., Numata, H. (担当: 共著 )

    CRC Press・ Insect Molecular Biology and Ecology  2014年

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その他記事(Misc) 【 表示 / 非表示

  • 昆虫の季節適応研究の現状と今後の展開

    後藤慎介

    北隆館・昆虫と自然  ( 700 ) 20 - 23 2017年  [依頼有り]

  • Physiological and molecular mechanisms underlying photoperiodism in the spider mite: comparisons with insects.

    Goto, S.G.

    Journal of Comparative Physiology B  186   969 - 984 2016年  [査読有り]  [依頼有り]

  • ナミハダニの休眠とその誘導機構

    後藤慎介

    植物防疫  70 ( 3 ) 15 - 20 2016年  [査読有り]  [依頼有り]

  • ナミハダニの光周性機構.

    後藤慎介,遠藤淳

    比較生理生化学  32   109 - 117 2015年  [査読有り]  [依頼有り]

  • Circatidal rhythm and the veiled clockwork.

    Goto, S.G., Takekata, H.

    Current Opinion in Insect Science  7   92 - 97 2015年  [査読有り]  [依頼有り]

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講演・口頭発表等 【 表示 / 非表示

  • カメムシ類における幼若ホルモン構造の網羅的な解析

    松本圭司,嘉糠洋陸,齊木選射,沼田英治,小滝豊美,品田哲郎,後藤慎介  [招待有り]

    第7回昆虫ホルモン談話会:篠田徹郎博士退職記念集会「幼若ホルモン研究のこれまでとこれから」  2019年03月 

  • ナガメの幼若ホルモンの同定と休眠への関与

    児玉彩,松本圭司,品田哲郎,後藤慎介

    第63回日本応用動物昆虫学会大会  2019年03月 

  • 日本列島におけるマダラスズ体サイズの緯度クライン―約50年前との比較

    松田直樹,藤田諭,田中一裕,渡康彦,新谷喜紀,後藤慎介,西村知良,泉洋平,沼田 英治

    第63回日本応用動物昆虫学会大会  2019年03月 

  • チャバネアオカメムシの光周性機構:概日時計遺伝子cycとアラタ体抑制因子遺伝子Mipの役割

    玉井貴章,志賀向子,後藤慎介

    日本動物学会第89回札幌大会  2018年09月 

  • ホソヘリカメムシの卵巣発達と脂質蓄積量の光周反応を制御する内分泌経路

    間野玄雄,後藤慎介

    第62回日本応用動物昆虫学会大会  2018年03月 

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知的財産権 【 表示 / 非表示

  • ニクバエ類およびクロバエ類昆虫の卵巣発達期および産卵用培地,飼育方法,および医療用昆虫 [特許]

    特願 第5065399号 

    発明(考案)者名: 沼田英治,三井秀也,後藤慎介

     概要を見る

    ニクバエ類およびクロバエ類昆虫の卵巣発達期および産卵用培地,ニクバエ類およびクロバエ類昆虫の飼育方法,および医療用昆虫

科研費(文科省・学振)獲得実績 【 表示 / 非表示

  • 昆虫の概日時計―神経分泌細胞連関を中心とした光周性機構の解析

    研究課題/領域番号:17H03708  基盤研究(B) 分担者・その他

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2020年03月
     

    分担者・その他:小滝 豊美, 後藤 慎介

     概要を見る

    チャバネアオカメムシ:
    1)抗Plast-MIP1抗体を用いて脳とアラタ体を含む後脳神経複合体の免疫組織化学染色をパラフィン切片で行った結果、脳間部、前大脳、視葉基部、食道下神経節に陽性細胞が存在し、比較的強く染まる細胞が頭部神経節内に約50個存在した。また、Fourier transform mass spectrometry (FT-MS)解析により、前大脳背側測方部からはPlast-MIP1-9に相当する分子イオンピークが、脳間部および側心体・アラタ体からはPlast-MIP1-5、7-9に相当するピークが検出された。2)RNA干渉法により、plast-mipのノックダウンを行った結果、短日条件において弱い休眠率の低下が見られたが、幼若ホルモンの合成活性には顕著な効果は見られなかった。一方、時計遺伝子cycleのノックダウンを行うと長日条件における休眠率の上昇と幼若ホルモン合成活性が低下する傾向が見られた。3)pdfr (pdf受容体)のノックダウンを行ったところ、短日から長日への切り替えによって起こる産卵までの期間が長くなった。4)パッチクランプ法により、脳間部大型細胞の電気活動を長日と短日条件で比較した結果、自発発火が見られた個体の割合、自発発火のスパイク頻度、静止膜電位はいずれも短日条件の方が長日条件よりも有意に高かった。また、記録後に細胞へ色素を注入した結果、染色に成功した細胞すべてにおいて、アラタ体・側心体へ投射するNCC1が染色された。
    <BR>
    ルリキンバエ:
    5)angiotensin-converting enzyme(ACE)に対する抗体を用い、免疫組織化学染色を行ったところ、食道下神経節の背側領域に1対の大型の細胞が染色された。6)ACE免疫陽性細胞を外科的に除去し卵巣発達を調節する光周性に対する影響を調べた結果、有意な効果は見られなかった。
    ルリキンバエでは、ACE抗体による染色が通常よりも早く進んだため、次年度に計画していたACE細胞の除去実験も終了させることができた。
    チャバネアオカメムシにおいて、電気生理記録を新たに開始した。初年度は記録方法の確立のみを計画していたが、方法の確立も順調に進み、細胞の活動を短日と長日条件で比較する実験も終了させることができた。さらに、ノックダウン実験により、PDFシグナリングの光周性における関与を示唆することができたため、電気生理実験の発展型としてPDFの薬理実験を新たに組み込む計画を立てる事ができた。
    チャバネアオカメムシ
    1)Plast-MIP免疫陽性細胞のうち、アラタ体あるいはその周辺へ投射する細胞を突き止めるため、アラタ体・側心体からのバックフィルとPlast-MIP免疫組織化学との二重染色を行う。2)現在実施している放射化学アッセイ法では幼若ホルモン合成活性の測定値のばらつきが大きく、このためにノックダウンの効果が正しく評価できていない可能性がある。そこで、幼若ホルモン測定をUPLC-MS法に切り替えることを検討する。次年度は、この方法を用いて無処理個体の幼若ホルモン量を測定する。3)本種のpdfrノックダウンの光周性に対する影響と、ハエやカメムシにおいてPDF細胞は概日時計細胞自身あるいはその近辺に存在することを考慮すると、PDFシグナルが日長切り替えの情報処理に関与する可能性が考えられる。そこで、短日から長日、長日から短日の二種類の日長切り替え実験を行い、両条件においてpdfrノックダウンの影響が見られるか検討する。4)脳間部大型細胞にPlast-MIP陽性細胞が含まれる可能性が高い。Plast-MIP`を持つ脳間部大型細胞が短日条件で幼若ホルモン合成を抑制するPlast-MIPを分泌すると仮定すると、脳間部大型細胞はPDFシグナルの下流に位置する可能性がある。そこで、脳間部大型細胞の電気活動に対するPDFペプチド投与の影響を調べる。また、脳間部大型細胞にpdfrが発現しているか調べる。
    <BR>
    ルリキンバエ
    5)ACE陽性細胞は頭部神経節内に1対しか観察されなかった。mRNAの発現量を考えると、より多くの細胞がaceを発現している可能性がある。そこで、ace発現細胞をin situ hybridization法を用いて調べる。6)バックフィルと免疫組織化学の二重染色により、休眠誘導に必要な脳側方部ニューロンの中で、概日時計遺伝子periodを発現している細胞を突き止める。

  • 土中温度環境への昆虫概日時計の適応機構を探る

    研究課題/領域番号:17K07489  基盤研究(C) 分担者・その他

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2020年03月
     

    分担者・その他:後藤 慎介, 渡 康彦, 田中 一裕

     概要を見る

    本研究は,タマネギバエの羽化のタイミングを制御する概日時計と温度変化の関係に注目した。このハエは,地下2~20 cmで羽化し,概日時計を地温の変化に同調させる。土中では深くなるほど温度変化の時刻は遅れてゆくが,同時に1日の温度較差(最高温度と最低温度の差)も小さくなる。タマネギバエは,温度較差が小さくなるほど温度変化に対する羽化時刻を早めることで,どの深さにいても早朝に羽化できる。
    従来,概日時計の温度変化に対する反応は,高温一定条件と低温一定条件を組み合わせた矩形波状24時間温度サイクルの下で調べられる。しかし,このような自然界にはない条件で得られた結果がどこまで概日時計の生態的意義を反映しているか,詳細な検討はなされていない。そこで,恒温器の温度設定を1時間おきに変化するようプログラムして温度を正弦波状に変化させる環境(12℃の温度較差の場合,1時間に1.2℃,最高温度と最低温度付近で0.6℃変化する)を作った。その上で,さまざまな温度較差の下で羽化時刻を記録し,矩形波状温度サイクルで得られる結果と比較した。温度サイクルが矩形波状か正弦波状かにかかわらず,温度較差が小さくなるほど温度変化に対する羽化時刻は早まった。同じ温度較差の条件どうしで比較すると,正弦波状温度サイクルでの羽化は,矩形波状温度サイクルでの羽化より1~2時間早かった。このことから,少なくともタマネギバエでは,温度較差に対する応答性の生態的意義の検討には矩形波状温度サイクルで得られた結果を用いることができるが,羽化時刻の生態的意義の検討に関しては正弦波状温度サイクルで得られた結果も用いる必要があることが示唆された。実際の野外でのさまざまな時期(4月~9月)にさまざまな土深(5~20cm)で得られた羽化時刻の生態的意義の検討や概日時計の振動パターンの推察において,これらのデータは重要な知見となると考えられる。
    本研究で用いるのはタマネギバエの休眠蛹に3か月以上の低温処理をしたもののため,データを取り始める時期が遅れたものの、導入したインキュベーターを駆使することで遅れを取り戻すことができた。また,一部は来年度予定している実験の予備実験も行っている。しかし,平均温度を低くした場合の結果は出るまで時間がかかるため後々行うことにしており,全体として見ればおおむね順調に進展しているといえる。
    今後は,温度較差が小さくなるほどタマネギバエが温度変化に対する羽化時刻を早めるしくみの解析を中心として進める予定である。このしくみに関してはすでに仮説を立てている。タマネギバエの羽化のタイミングを制御する概日時計の周期は24時間よりも短いことがわかっており,24時間周期への同調の際,温度変化で時計を遅らせていると考えられる。そして,この時計の後退反応は温度の変化量に依存し,較差が大きいほどこの反応はより顕著になると考えられる。これらのことから,「深いところでは小さな較差のために小さな後退が,浅いところでは大きな較差のために大きな後退が起こり,その結果,較差が小さいほど温度変化の時刻に対して羽化のタイミングが早くなる」という仮説が考えられた。
    概日時計の周期より短い温度サイクルの下では概日時計の後退反応が起こらないことが予想できる。温度較差に対する反応が仮説通り概日時計の後退反応に由来するものであれば,このような条件下では較差に対する反応の消失が期待される。解析のしやすい矩形波状,自然に近い正弦波状の温度変化で調査し, 不明な点の多かった較差に対する反応の実態を明らかにする。仮説に従わない結果が得られた場合,仮説を棄却するか,もしくは部分的な修正を加えた仮説を立て,検証するための実験をそれまで得られた結果をもとにデザインし,実験する。

  • ハチとハエの光周性に関わる概日時計と日長測定機構の分子・神経生物学的解析

    基盤研究(C) 代表者

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2019年03月
     

  • 見えない光を用いた生物のニッチの開拓と多様化‐光地球生物学の創成‐

    研究課題/領域番号:16K13898  挑戦的萌芽研究 分担者・その他

    研究期間:

    2016年04月
    -
    2018年03月
     

    分担者・その他:品田 哲郎, 後藤 慎介

     概要を見る

    今年度の研究では,紫外線照射量が極めて高い,潮間帯のタイドプールなどで特異的に生息する「造礁性イシサンゴ:Oulastrea crispata(キクメイシモドキ)」の軟体部と骨格部に注目し,紫外線吸収物質(MAAs)と黒色色素の検討を行った.
    キクメイシモドキ軟体部のUV吸収強度測定,高速液体クロマトグラフィー(HPLC),液体クロマトグラフィー質量分析(LC-MS),核磁気共鳴(NMR)測定を通じて,軟体部から複数のMAAsが検出された.共生藻を欠く白化したキクメイシモドキ軟体部からもmycosporine-glycineが確認されたことから,キクメイシモドキ自らが紫外線吸収物質を生合成している可能性が高い.
    一方,黒色骨格色素は,サンゴ個体同士の境界部である「壁部」,個体内部の「隔壁外側周辺部や内縁部」,個体中心の「莢部」で顕著である.色素の沈着は,骨格の成長速度が相対的に遅い箇所で差別的に生じている.また,黒色骨格から色素を抽出し,NMR測定,HPLC,LC-MSで解析した結果,含有物質はプロトポルフィリン類と判明した.
    キクメイシモドキは,汚泥が堆積しやすい極浅海域環境で特徴的に生息するために,多種のMAAsを合成することで「紫外線対策」や「共生藻の効率的な光合成活動」を可能にしている.さらに,骨格にプロトポルフィリン類を含有することで,病原性細菌類に対する防御機構を備えている可能性が考えられる.本結果は,生物が特殊なニッチの開拓をするための生化学的な変化の一側面を示している.

  • ホソヘリカメムシの光周性の分子・神経機構

    研究課題/領域番号:26292175  基盤研究(B) 分担者・その他

    研究期間:

    2014年04月
    -
    2018年03月
     

    分担者・その他:後藤 慎介, 志賀 向子

     概要を見る

    短日で飼育して休眠に入り、そのまま短日に維持したものと長日に移したものの間では、幼若ホルモン合成酵素のうちjhamtの発現量に差がみられなかったが、mfeの発現量は後者において大きく上昇した。したがってmfeが光周性の内分泌出力系の鍵となる酵素の可能性が考えられる。また、幼若ホルモン受容体に関しては、上記の2条件間でmetの発現量には差がみられず、taiの発現量が後者で上昇した。さらに、幼若ホルモンのシグナル伝達系で重要なはたらきをする転写因子Kr-h1の発現量が長日に移すと上昇することは前年度までに明らかになっていたが、今年度継時的に追跡したところ長日に移してから5日後にすでに上昇しており、7日後には差は著しくなっていることがわかった。
    そこで、前年度までに確立した頭部の培養系において、短日および長日で7日間培養しKr-h1の発現量を比較したが、両者の間に差はみられなかった。そして、幼若ホルモン類縁物質であるmethopreneを培地に添加するとKr-h1の発現量が上昇したこと、および培養条件では幼若ホルモン合成酵素のjhamtとmfeの発現量が非常に低かったことから、培養条件では幼若ホルモンが正常に合成されていない可能性が考えられる。一方、培養条件で時計遺伝子ClkのRNAiを行ったところ、Clkの発現が明瞭に抑制されたことから、培養条件で短日・長日間で差がみられるものを見つけさえすれば、光周性における時計遺伝子の役割を明らかにする実験は可能になったと考えられる。
    29年度が最終年度であるため、記入しない。
    29年度が最終年度であるため、記入しない。

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その他資金獲得実績 【 表示 / 非表示

  • シャーガス病媒介昆虫の産卵・変態を制御する技術開発

    制度名:  健康科学研究助成金 (研究助成)  代表者

    研究期間:

    2019年04月
    -
    2020年03月

  • 未解明海洋生物光合成色素の解析

    制度名:  大阪市立大学人工光合成研究拠点共同研究 (共同研究)  分担者・その他

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2018年03月

  • 昆虫光合成の分子解析

    制度名:  大阪市立大学人工光合成研究拠点共同研究 (共同研究)  分担者・その他

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2018年03月

  • 大阪の夜がどれだけ暗くなれば昆虫たちは惑わされなくなるのか

    制度名:  大阪市立大学戦略的研究 (研究助成)  代表者

    研究期間:

    2017年04月
    -
    2018年03月

  • Winter Survival Mechanisms and Adaptive Genetic Variation in an Antarctic Insect

    制度名:  NSF 分担者・その他

    研究期間:

    2014年07月
    -
    2019年07月

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担当授業科目(学内) 【 表示 / 非表示

  • 生物学概論C

    (2018年度)大学 共通(教育)科目

  • 生物学実験B

    (2018年度)大学 共通(教育)科目

  • 生物学概論I

    (2018年度)大学 共通(教育)科目

  • 後期特別研究

    (2018年度)大学院 専門科目

  • 生物学の潮流

    (2018年度)大学 専門科目

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教育活動実績 【 表示 / 非表示

  • 担当年度:2018年度

     詳細を見る

    卒業論文審査数
    2名
    卒業論文審査数
    2件
    博士課程学生指導数(前期)
    3名
    博士課程学生指導数(後期)
    1名
    修士論文審査数(主査)
    2件
    修士論文審査数(副査)
    2件
    博士論文審査数(主査)
    1件
    博士論文審査数(副査)
    2件
  • 担当年度:2017年度

     詳細を見る

    卒業論文審査数
    3名
    卒業論文審査数
    3件
    博士課程学生指導数(前期)
    4名
    博士課程学生指導数(後期)
    2名
    修士論文審査数(主査)
    2件
    修士論文審査数(副査)
    3件
    博士論文審査数(主査)
    1件
    博士論文審査数(副査)
    0件
 

社会貢献活動 【 表示 / 非表示

  • 共同通信.2018年の夏の暑さが昆虫に及ぼす影響

    役割:取材協力

     対象:メディア 

    2018年08月
     
     
  • 西宮市生涯学習大学・宮水学園

    役割:講師

     対象:社会人・一般 

    2018年
     
     
  • 西宮市生涯学習大学・宮水学園

    役割:講師

     対象:社会人・一般 

    2017年
     
     
  • 兵庫県立神戸高等学校・SSH課題研究に関する相談

    役割:助言・指導

     対象:高校生 

    2017年
     
     
  • 出前授業

    (市立東高校)

    役割:講師

     対象:高校生 

    2013年07月
     
     

     概要を見る

    「動物にとっての水の役割~海,砂漠,南極~」のタイトルで行った。◆関係組織:内閣府男女共同参画局

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提供可能講座 【 表示 / 非表示

  • 動物が季節を知るしくみ

    形態:公開講座

    対象:社会人・一般

    内容:夏の暑さ,冬の寒さ.このような生存に適さない季節を,動物たちはどうやってやりすごしているのだろうか.実は,あらかじめ季節の変化を予測して,生存に不適切な季節には繁殖をやめたり成長を止めたりしています.では,どのように季節の変化を予測するのでしょうか?様々な動物を例に,彼らがどのようにして季節の変化を予測しているのかについて講義を行います.

    季節を通しての動物の生き様,そして季節に適応するしくみを概説する.

  • 動物の生きるしくみ

    形態:出前授業

    対象:中学生, 高校生

    内容:環境は、酸素や水、温度、食物など多くの要因によって構成されている。これらの要因は空間的に異なるだけではなく時間的にも変動し、地球上の多様な環境を作り出している。動物はそれぞれの環境に適応するように進化し、現在の多様性を生み出してきた。では彼らはどのように適応しているのだろうか?すべての動物が同じ方法でこの問題を解決しているのだろうか?本講義ではさまざまな動物の環境に対する適応機構を学習する。 例:アザラシはなぜ人間よりも長く潜っていられるのだろうか.ホッキョクグマは寒くないのだろうか.人間の肺は体の中にあるのに,なぜ魚のえらは外にあるのか.南極の魚はなぜ凍らないのか.鳥はなぜ高い空を飛べるのか,など,トピックスの解説だけにとどまらず,その背景の物理,化学,生物学的な背景を交えて説明する.

    動物ががどのように環境に適応しているのか,そのしくみを学ぶ.

  • 時間生物学への招待

    形態:公開講座

    対象:社会人・一般

    内容:生物は環境の変化を予測しながら生活しています.たとえば,多くの生物は一日のうちいつ朝が来るのか,いつ夜がくるのか,1年のうちでいつ夏が来るのかを,いつ冬が来るのかを予測することができます.海辺の生物は潮の満ち引きを予測できます.この予測には,生物のからだの中にある「時計」がかかわっています.多くの生物が時計を持っており,もちろんみなさんのからだの中にも時計があります.ではどのような時計なのでしょうか.どこにあるのでしょうか.どのような部品からなるのでしょうか. このように生物がもつ時計について研究する分野は時間生物学という学問分野に含まれます.本講義では,時間生物学の基礎的な部分について紹介するとともに,私たちが行っている最新の研究についてお話しします.

    季節を通しての動物の生き様,そして季節に適応するしくみを概説する.

  • セミは雨の日が好き:クマゼミのふ化の観察

    形態:公開講座

    対象:社会人・一般

    内容:みなさんご存じのように、大阪ではクマゼミがたくさん発生しています。午前中に「しゃあしゃあしゃあ…」と大合唱している、あのセミです。ほとんどの人はセミの成虫を見たことがあるでしょう。幼虫を見たことはありますか?夕方から夜にかけて土から出てきて成虫になるので、その様子を観察したことがある人もいるでしょう。では卵は?そもそもどこにあるのでしょうか?どうやってふ化するのでしょうか?実は卵は「枯れ枝の中で雨を待ち望んでいる」のです。この講義と実験では、自分たちでクマゼミの卵をふ化(卵から幼虫がかえること)させ、その生理機構と生態的意義について考えます。

    セミのふ化を観察し,自然に親しむ.生命の美しさ,したたかさについて学ぶ

 

交流可能研究 【 表示 / 非表示

  • 昆虫の季節適応・環境応答

    研究テーマ概要:多くの動物は季節の変化にあわせて生活している。では彼らはどうやって季節を知るのだろうか?成長や繁殖に不適切な季節をどのように乗り切るのだろうか?環境適応のメカニズムを分子の観点から研究している。

    共同研究の希望:民間等他機関

    交流の種別:技術相談, 受託研究, 共同研究, 講演,  , 共同研究, 受託研究, 技術相談, 講演

    交流可能な時期・期間: 

    キーワード: 

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    活用分野・応用方法等:  

    交流可能な研究テーマに関する詳細:害虫駆除や昆虫利用の基本的なデータとして重要な、生活史の 解明、生活史の形成にかかわる生理学的特性の解析、高温・低温・ 乾燥などストレスに対する耐性の解析が可能である。 私たちはこれまで多くの動物を用いて研究を行ってきた。この際に得られた生活史に関 する情報やその動物の生理学的特性に関する情報を提供可能である。

 

外国人受入実績 【 表示 / 非表示

  • 外国人受入年度:2018年度

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    外国人研究者受入数
    0名
  • 外国人受入年度:2017年度

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    外国人研究者受入数
    1名
    外国人留学生受入数
    1名

    Czech Republic